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【石の風車】へのコメント      [2003-5-30]


『石の風車』に多数のコメントをいただき, ありがとうございました。
その中から 一部を紹介させていただきます。
  (長い文章を適当に短くするなど, 勝手に編集させてもらいました。)

【 Sさんから 】
小川さんには何時も驚かされます。日本にもこのような不思議な物があ り、又似合う土地があったのだと、嬉しくなりました。陽気な姿に思わず 笑ってしまいました。
良かった! 次も楽しみ・・

【 Oさんから 】
壮観ですね。
最初、「石の風車」という言葉に魅せられましたが、 次に あのように風車がまわっているとのことで、びっくり。 さらに、全体の雰囲気がなんともいいです。
「はまだより」の中でも傑作になると、思いました。

【 Iさんから 】
わっ  まわっている!
風車自体にもびっくりしましたが、HomePageの絵を回転させる テクニックにも驚きました。(この程度は当たり前ですか?)
写真で見ても ゆるやかな丘の上で 風車がゆっくりとまわっている 風景が充分想像できてます。とても気分がゆったりとしてきます。
実際に有漢町まで行ってみたくなりました。

【 Fさんから 】
「石のかざ車」を面白く見ました。
かざ車が回っている写真を、感心して見ています。どんなにすれば 回せるのか 初心者の私にとっては、興味のある技術です。

 4月10日に醍醐桜を見に行ったのですが、まだまだ蕾というところ でした。その時、有漢、北房を通ったのですが「石のかざ車」の存在を 知っていたら寄ったのになあ…と思ったことでした。


【 Aさんから 】
 石の「かざぐるま」が回っている様子を見て感動しました。 2トンの羽根が回る秘密は、羽根のバランスと軸受けにあると思います。 羽根の重さが完全にバランスしていて軸受けの摩擦が低ければ 回るのではないでしょうか
理論的にはOKでも実際に作って見ようと思った人はやはり凄いですね。
ところで、回る羽根の動画を製作する為に何枚の写真を撮影したのでしょうか。

【 Kさんから 】
風車がそれぞれ大きな動物のように見えますね。
動画の風車は、背景も少し動きますね、何故でしょうか?
僕もこういうところへ行って2,3日ボーとしていたいです。

【 Yさんから 】
今回の「石の風車」,まずビックリしました。 よくもまあ,このような建造物を考えたものだ と。

真下に立ったとき,怖くありませんでしたか?
風車が落ちてくるのではないかと。


動画は ムービーではなく, "gif-animation" です。
3枚の写真をつないで 適当な時間間隔で表示するように 合成しました。
もっと枚数を増やすと ゆっくり・スムーズに回すことができるのですが, 3枚なので ギクシャク ぎこちないですね。

元の写真が 微妙に位置ずれていたので 修正はしたのですが, 修正しきれなくて あんな風に 背景が揺れて見える結果になりました。
最初は もっと早く回転させていたのですが, 実際に見た回る速度と違う と感じたので, 回転速度を落として表示しました。 早く回転させていると, 背景が揺れるため じっと見つめていると 船酔い状態になります。

うかん常山公園は, 何年も前から 一度行ってみたい と思っていましたが, 交通の便があまりよくない場所なので なかなか訪問できませんでした。 今回 山陰旅行をするに際して, 岡山から入って ようやく念願を達することができました。 でも 岡山から車で直行すれば 1時間足らずで行けます。
岡山県には「醍醐桜」というのがあるんですね。 桜の時期でしたら ついでに立ち寄るのもよさそうです。

風車の羽根が落ちるのではないかという心配は 特にありませんでした。
ずっと毎日回り続けていたわけですから, 落っこちるなら もっと早くに落ちていたんだろう, という 潜在的な意識があったのでしょう。 出来たばかりだったら, 怖くて近寄れなかったかもしれません。

【 Sさんから 】
石のかざぐるま、面白いですね。何十トンもある風車 がそよ風で回る。考えられないことですね。仕組みも知りたいで すが、そんなものがあったのかと驚いています。
東京のど真ん中に 高さ100mくらいで 何千トンの石かざぐるまが そよ風で回っていたらすごいでしょうね。
エジプトのピラミッド頂上に付けたいです。

「ピラミッドに風ぐるま」ですか。 いいなぁ。
「スフィンクスの髪飾り」... なんてどうでしょう。
【 Oさんから 】
 確かに、石臼が如き風車が 軸受けのベアリングだけでまわるとは思え ませんので、仕掛けを知りたいものです。
風の力が少しでも加わると、それを倍加するようなメカニズムが裏側に ー それも簡単な機構で ー 組み合わされている何かがあるはずだと思いますが、 知りたいですね。

【 Oさんから 】
や〜、またまた面白いところに目を付けましたね。僅かな風で岩石のプ ロペラが回るとは!
摩擦係数が出来るだけ小さくなるように、シャフトの部分に 工夫がされているのでしょうが・・・不思議ですね。
ともあれ「村おこし」の格好な呼び物として、話題になっていることでしょう。

【 Oさんから 】
石の風車を初めて知りました。非常に興味深く拝見しました。
私の理解度では、到底回るとは思いませんでした。すごいですね。
このような作品を作りあげた 石の芸術家「門脇おさむ」さんに脱帽です。
何事も 乏しい知識で できないと判断するのは、問題だと痛感しました。 自分の常識を大いに反省しました。本当にすごいです。

【 Tさんから 】
驚きですねぇ 石の風車とは!
確かに言われて見れば 風力発電のプロペラでも 何トンという重さで しょうから バランスが取れていれば廻るでしょうが、石の風車がそよ風 でも廻るというのは、自分の目で見るまでは信じられないでしょう。

【 Kさんから 】
何とも不思議な映像が送られてきて 驚きました。 画像で石の羽根車が回転しているではないですか。
この様な物体が存在することを初めて知りました。

かって箱根の「彫刻の森美術館」で 金属でできた「生命の響き」と言う モニュメントが 絶えることなく動き続けているのを見たことを思い出しました。 これも風に依るものではなかったかと思います。
今回はなんといっても 重量の有る石ですから 考えこんでしまいます。
これは専門の方のお話を伺いたいところです。コメントのページが楽しみです。

私の拙い推測では次の様になります。全く疑問点の解決にはなりませんが ちょっと読んで笑ってみて下さい。
軸心に対する静バランス (360度 どの半径方向にも重量が一定になる様に造られていること) を充分にとっているので 風に依る回転力が 軸の摩擦トルクより大きいと回転する。
軸と石の軸うけ内との間は 極微細な加工をほどこしていて 摩擦トルクの低減化が工夫されている。
この原理では石以外の材料でも可能になります。

それにしても羽根車を支える支柱が 羽根に比べてかなり大きいですね。
むしろ大きい石に羽根車がついて 楽しげに風の音楽に合わせて踊っている様ですね。
遠い所まで出掛けられる探求心に脱帽です。


【 Sさんから 】
石の風車の回転する理由を どうしても知りたいと思います。
しかし、推察するに 小川さんが推察したとうり 中心の金属棒を支えている軸受に スラストベアリング軸受けのような 軸受けが取り付けられているのでしょう。 ただし、軸受けをつけたからよいというものではなく、回転のための重心バランスが よくないと 石のような重量のあるものは 微風程度では回転しないでしょう。
いずれにせよ かなり力学的に知識のある方々が携わり 製作したものだと思います。

【 Fさんから 】
いつもながらの 日本の風物を楽しませていただきました。
石の風車、不思議ですね。最初は石の模様を施した 軽いプラスチックの風車かなと思いましたが、重さが2トンもあるとのこと。 スペースシャトルに使ったベアリング(?) ということなので、 結局は摩擦の少ない回転機構なのでしょうか。”種明かし”を知りたいものです。

この機構が気になって 仕事(?)に手がつかなくなりました。
そよ風で動くとしたら、マグネットなどで軸が宙に浮いた 無接触型の軸受けが世の中にあるのかと思い、Googleで検索してみました。 いろいろやった末、"Passive Magnetic Bearing" というのが見つかりました。 これが石の風車に使われているかどうかは分かりませんが、どうも NASA というキーワードは共通しています。

門脇さんという方には 興味があります。色々しらべても“高知県在住の 石造彫刻家 門脇おさむ氏”としか出ませんでした。 地方在住で 無名(?)で このような作品を作っている彫刻家というのは 凄みがありますね。


本当に不思議な風車です。
作者の 門脇さんという人は, 以前から 不思議なメカっぽい石の彫刻を作っていたようで, たとえば, 巨大な石で やじろべえ風の作品を作ったそうです。 トン単位の重量があるものを, バランスをとりながら 1点で支えるのは, 簡単そうに思えても 非常に難しいため, 苦労をしたそうです。 支える金属の針と 支えられる石の どちらかが 必ず潰れてしまうのだそうで, スペースシャトル用の材料を使うことで解決した と書かれています。
   http://www.kochinet.ed.jp/ozu-h/wakabato/monument1.htm

そういう技術的な面をクリアしながら 作品を作っていくというのは, タダモノではないですね。彫刻家というより メカニカルエンジニア と言った方がよさそうです。

【 Kさんから 】
 お久しぶりです。このたびの はまだより「石の風車」を 大変面白く、 また意外性に興奮を覚えながら 拝見しました。
タイトルからは 貴兄のおっしゃっておられるように、最初は静止の風車か、 モータで回されるもの、せいぜいゴロゴロと音の出る ごつい物をイメージして読みだしました。 しかし意外や意外、沢山の風車が風で回っているとのことでびっくりしました。
他の地域にもあるそうで、今までどうして知らなかったのかと これも驚きでした。

 ところで、石の風車のメカニズムですが、お送り頂いた画像から 次のように想像しております。
多分 台座の大きな石に しっかりとした鉄棒が埋め込まれていて、 これにベアリング2個を埋め込んだ石の風車を(どこかの工房で制作してきて)、 台座の鉄軸に挿入して 完成させているのだと思います。 ベアリング支持で バランスをしっかり調整してあれば、かなり軽く回るとは思いますが、 何せ慣性の大きい石ですから、起動時の負荷が大きく、そよ風で回るとは考えにくいところが、 この作品の意外性だと思います。

 回転している画像も載せて頂きまして、イメージがよく判り、これも 感心させられました。どうもありがとうございました。
 貴兄の博物学的ご報告には毎回感心させられます。


【 Mさんから 】
「石の風車」を見せていただきました。
どこでお知りになったものか、また、面白いものを見つけられましたですね。 これ、公園に立って、ずーっとずーっと眺めていても、きっと、飽きないと思います。

「元メカ屋」の私といたしましては、最初はモーター駆動かな、と思いましたが、 精密なベアリングを使って、回転の摩擦を極力抑えれば、風の力で廻るのではないかと、 思い直しました。
ただし、風圧を回転に変換するための、「羽根」の微妙な形状の設計・製作が必要 とも考えます。それと、羽根の軸が水平ではなく、少し上向きになっているのも、 工夫のひとつかも知れません。
画面で廻る羽根を見ていても、やっぱり、飽きません。

石というのが良いんだと思います。子供の頃、みんなそうでしょうが、石が好きで、 いろんな色をした石を集めていました。いつの間にか忘れて、 石たちはどこかへ行ってしまいましたが、まだ頭のどこかに 石への執着のようなものが潜在的に残っているようで、机の上には、 方解石と三葉虫の小さな化石がのっかっています。
それに、ちょうど今、18世紀末に刊行された「雲根志」という本の復刻版を精読中です。
(古本屋で、高かった・・・) 「雲根」とは石の別名とか。

石を見ていると、何故か安心感、落ち着きのような感覚が生まれます。


【 Mさんから 】
いや〜不思議ですね。ヒントを下さい。
18ケの回転羽根は、それぞれが、それぞれのスピードで回っているのですか。 それとも向い風のものだけが回っていて、追い風のものは逆転しているのですか。

 さて、風くるまですが、何か非常にシンプルな仕掛けがされているように思います。
例えば、ジャンボジェットですら、綱をつけて引っ張って動き出しさえすれば、 その後は慣性で結構動きます。 即ち 最初に如何に回転翼に回転慣性を与えれるかです。

 一案は、太陽エネルギーを蓄えておき、朝、人が来る前に ギア比万対一くらいで モーターを回させ回転翼を始動させ、後は僅かな風を受けて回り続けさせる方法。

 二案は、トヨタのプリウスのような ハイブリッドエンジンを持たせ、 風で回転しているうちに充電をしておき、石塔の内部にある分銅を引き上げておき、 翌朝 風があれば回転翼を始動させる段階で、ギアを 回転翼のシャフトに入れて、 翼の回転をスタートさせる方法。

 三案・・・・

まあ、もう少し考えさせてください。


ヒントと言っても, 私もあそこに書いた以上の情報はないのですが, それぞれの羽根は 向かっている方から風があれば回っています。 そうでなければ止まっています。
逆方向から風が吹いても, 多くは台座の石が風の邪魔をするので ほとんど回らないでしょう。 風がさえぎられなかったら 逆回転するかどうかは ... わかりません。 しかし 羽根の構造は 逆風をとらえるような形になっていませんね。

皆さんのご意見を見ると, 羽根のバランスさえ取れていれば まわるはず, という意見と, 何らかの仕掛けがあるはず という意見があります。 正解は どうなんでしょうね。
作者に聞いてみないと 本当のところはわかりませんが, 正解が伏せられているため かえって夢が広がるように思います。 やはり 「正解は秘密」にしておくのが 「正解」 なのかもしれません。


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