二子橋を 東京側から 川崎市側に渡ると, その正面の植え込みの中に
石の柱と並んで, 細長いプレート型の標識が建っている。
石の柱は 旧・二子橋の親柱で, 昭和53年に 橋が架け替えられた際に撤去され,
ここに移設・保存されている。
(なお, 東京側の親柱も 玉川高島屋の北に 保存・展示されている。)
ここから 北東に 200mほどの 二子神社の境内に,
「岡本かの子文学碑」がある。
岡本かの子は この近くの旧家(大貫家)に生まれ, 多摩川をこよなく愛したという。
この碑は 岡本太郎 (岡本かの子と 漫画家の岡本一平の長男) が 1962年に建てたもので,
「としとしに わが悲しみは深くして いよよ華やぐ いのちなりけり」
という歌が刻まれた石碑が並んでいる。