渡し碑コレクション
二子の渡し(川崎市)  [ふたこのわたし] 


場所
神奈川県川崎市高津区二子2丁目
コメント
二子橋を 東京側から 川崎市側に渡ると, その正面の植え込みの中に 石の柱と並んで, 細長いプレート型の標識が建っている。
石の柱は 旧・二子橋の親柱で, 昭和53年に 橋が架け替えられた際に撤去され, ここに移設・保存されている。 (なお, 東京側の親柱も 玉川高島屋の北に 保存・展示されている。)

ここから 北東に 200mほどの 二子神社の境内に, 「岡本かの子文学碑」がある。
岡本かの子は この近くの旧家(大貫家)に生まれ, 多摩川をこよなく愛したという。
この碑は 岡本太郎 (岡本かの子と 漫画家の岡本一平の長男) が 1962年に建てたもので,
  「としとしに わが悲しみは深くして いよよ華やぐ いのちなりけり」
という歌が刻まれた石碑が並んでいる。

撮影日
2003年2月
碑文
二子の渡し   川崎歴史ガイド  大山街道ルート

二子橋の完成は大正14年, それまで,街道を行く人々はここ二子の渡しから多摩川を渡った。 徒歩舟, 馬舟。 川原には茶屋, 蕎麦屋。 舟待ちや川遊びで, 渡し場は大いに賑わった。

二子の渡し(川崎市側) 岡本かのこ文学碑
二子の渡し(川崎市側)
岡本かのこ文学碑