渡し碑コレクション
一本松の渡し  [いっぽんまつのわたし] 


場所
東京都荒川区町屋8丁目
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隅田川は, 尾竹橋と千住大橋の間は 大きく蛇行している。 京成電鉄の鉄橋の北側に, 細い水道橋(上水千住水管橋)がかかっている。
水道橋の西側(荒川区側) “町屋グリーンマンション"の前に 荒川区が設置した碑が建つ。

碑文によると ここから東へ60mが 渡し場だったというから, ちょうど この水道橋の 架かるところを 渡し船が通っていたことになる。この水道橋は 太い鉄管が通るだけで, 人間は通れない。
この辺りの隅田川は カミソリ堤防が高くそびえていて 視界を遮っており, 碑のある場所から見ると 細い鉄はしごが架かった塔のようだが〔写真(1)〕, 遠くから見ると 青いアーチが見えて〔写真(2)〕, 立派な橋の形をなしていることがわかる。

撮影日
2004年12月
碑文
一本松の渡し  あらかわの 史跡・文化財

 この渡しは, 現在の足立区千住緑町との間, 約140メートルの距離を結ぶ。 両岸の人々の暮しに欠かせない重要な交通手段であった。
 渡しの名は, 町屋1丁目の庚申塚の上に立つ一本松に由来する。
 ここから東へ60mほど行ったところが渡し場だった。
      荒川区教育委員会

一本松の渡し碑
 一本松の渡し 碑
上水千住水管橋 上水千住水管橋
上水千住水管橋(1)
上水千住水管橋(2)