発祥の地bannar
江戸港発祥跡
 [えどみなとはっしょうあと] 


場所
東京都中央区新川2丁目
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JR京葉線・地下鉄日比谷線の八丁堀駅から 南東に500m。亀島川にかかる 南高橋の南 50mあたりから“隅田川テラス”が始まっているが, その始端に 金色のイカリをかたどった 記念碑が建っている。

ここは 亀島川が隅田川と合流する地点。江戸時代には ここが隅田川の河口であり, そこに 江戸湊が開かれた。
江戸の町の南側は 大規模な埋立てによって, 江戸時代初期とは地形が全く変わって しまったため 当時の姿は 想像しにくいが, この辺りは かつて 霊岸島の「将監河岸」と呼ばれ 対岸は「鉄砲洲」で, 船の出入りの非常に多い場所だったらしい。
昭和初期には 東京湾汽船(東海汽船の前身)が 伊豆諸島や房総半島との間に航路を開き , この地を拠点に 定期運航した。

この地点から 100m南東に, 「霊岸島検潮所」がある。明治6年に 現在の位置から 36m上流側に作られた 東京湾の水面の高さを計測する施設で, ここのデータを 基に 海抜0mが決められ, 日本地図に反映された。 現在も 観測が行われている。

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撮影日
2005年3月, 2005年12月 (写真提供 T.K.さん)
碑文(1)
江戸港発祥跡

慶長年間江戸幕府がこの地に 江戸湊を築港してより, 水運 の中心地として江戸の経済を 支えていた。昭和11年まで, 伊豆七島など諸国への航路の 出発点として, にぎわった。

   東京京橋ライオンズクラブ
   結成35周年記念
   平成11年1月吉日 建立

離島への汽船発着所として
東京湾汽船は明治22年, この地に設立された
町には6軒の旅館があ, 島の人々で賑わった
 旧町名越前堀は越前松平家の周囲に堀があったことに由来する
 地名 将監は幕府奉行職御船手(海兵団)向井将監の屋敷跡に由来する
 霊岸島検潮舎は, 海抜の原点で, この大川のテラス内にある
     越前堀将監21号 住民建立

江戸港発祥跡碑(正面) 霊岸島検潮所
江戸港発祥跡碑
霊岸島検潮所


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