京成電鉄 町屋駅の東300mに“三河島水再生センター”がある。
センター内 広い敷地の南側入口近くに, 東京都下水道局が建てた“発祥の地碑”〔写真(1)〕
が建っている。
また これとは別に, 施設の面積の半分ぐらいは 上部に人工地盤を造り 上部が“荒川自然公園”
として一般公開されているが, 公園の東入口脇には 荒川区教育委員会が建てた
“下水処理発祥の地”碑〔写真(2)〕がある。
“三河島水再生センター”は, 以前は“三河島処理場”と呼ばれていたが,
昨年(2004)4月から 現在の名称に変更になった。
各地で「清掃局」が「環境保全局」などと名前を変えるのと 同じ理由なのだろう。
センターの南側には 赤いレンガ造りの美しい建物がいくつか並んでいるが,
これらは 大正11年の設立当初より稼働していた「旧主ポンプ室」などの施設で,
1999(平成11)年に引退し「東京都指定有形文化財」に指定されている。
いずれ近い将来に 都民に一般公開される予定とのこと。
余談だが, “発祥の地碑(1)”は 非常に複雑な外形をしているが,
案内してくれた職員の説明によると, これは 荒川区の形とのこと。