東京家政学院は，大学・大学院・高等学校・中学校を有する私立学校で，東京千代田区と町田市にキャンパスがある。大学までは女子校だが，大学院は男女共学。
創立者の大江スミ氏は，東洋英和女学校でキリスト教の精神を学び，母校の教員などを経験した後に，文部省より英国に留学を命ぜられて家政学を，その後も私費留学生として社会衛生学を学んだ。帰国後は女子高等師範学校の教授を経て，1923年に“家政研究所”を開設。これが現在の東京家政学院の母体となっている。

大江スミ氏の教育理念は「時代と社会の要望に応える日本女性にふさわしいすぐれた知性・豊かな徳性・望ましい諸技能を，個性に応じて調和のとれた形で修得させる」ことで，この理念は現在“KVA精神”（知性［Knowledge］・徳性［Virtue］・技能［Art］ の頭文字）と呼ばれている。

沿革

1923年	大正12年	東京市牛込区市ヶ谷富久町に家政研究所を開設
1925年	大正14年	東京市麹町区三番町に校舎竣工・東京家政学院開学
1950年	昭和25年	東京家政学院短期大学開学
1963年	昭和38年	東京家政学院大学開学
1984年	昭和59年	町田キャンパス開設、
1995年	平成7年	大学院（人間生活学研究科）開設

この発祥碑は 2014(平成26)年に 東京家政学院創立90周年事業として，東京家政学院及び同窓会により建立された。