発祥の地bannar
新聞創刊の碑 [しんぶんそうかんのひ]

場所
東京都千代田区霞が関3丁目
コメント
虎ノ門交差点を 西に回り込んだ場所に 黒い石碑が建っている。
ここは 読売新聞の発祥の地である。

読売新聞は, 1874(明治7)年に この地で「日就社」によって創刊された。
1889(明治22)年 坪内逍遙が文学主筆になる。尾崎紅葉、幸田露伴が入社。
1917(大正6)年 「日就社」が「読売新聞社」と社名変更された。

撮影日
2003年4月
碑文
新聞創刊の碑

 洋学者子安峻(こやすたかし)らが 当時虎の門外 琴平町一番地の旧武家長屋に わが国初の本格的な大衆啓発紙 読売新聞 を創刊したのは 明治七年(1874年)十一月二日である
 江戸時代の情報伝達形式であった「読売瓦版」から名をとって題号とし 漢字にふりがなを施した平易な新聞として出発した 創刊のころ漢字教育を与えられていなかった市民から 町名番地にちなんで「千里を走る虎の門 ことにひらがなは一番なり」と 歓迎された
 維新後の東京に発祥した開明的な大衆紙から 今日に至るまで 題号を変えず全国紙に発展したのは わが国新聞史上類例のないことである
     昭和四十九年十一月
       東京都港区教育委員会


 
新聞創刊の碑
新聞創刊の碑