発祥の地コレクション／ラジオ関東開局の地

京浜急行の日ノ出町駅から西に300ｍ。
野毛山公園の東側，結婚式場(セントジェームスクラブ迎賓館)との間に，ラジオ放送アンテナの鉄塔が建っている。
鉄塔の載った小型の建物の壁面に「ラジオ関東開局の地」のプレートが貼り付けられている。

ラジオ関東は，1958(昭和33)年に設立された中波のラジオ放送局で，現在は社名が「ＲＦラジオ日本」に変わっている。神奈川県を主な受信エアリアとしているが，東京や関東南部で広く聴取可能である。
開局当時は本社をこの地にしていたが，実際の番組制作や本社としての機能はすべて東京支社で行っていた。したがってこの地は「開局の地」といっても形式的なものにすぎない。
現在も本社は横浜の長者町にあるが，業務の大部分は東京で行っているという。

ＲＦラジオ日本のメインの送信アンテナは，神奈川県と東京都の境界（多摩川の河原）にあって，この地の施設は非常用の予備送信所となっており，普段は電波を出していない。