発祥の地bannar
川西剣舞発祥之地
 [かわにしけんばいはっしょうのち]


場所
岩手県奥州市衣川区東裏
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JR東北本線・平泉駅の北西 約5km。 衣里小学校から南西に進むと 衣川(北上川の支流)に架かる「川西橋」がある。橋の南詰にある 小公園に 自然石に「川西剣舞発祥之地」と刻まれた石碑が建つ。

「川西剣舞(けんばい)」は「川西念仏剣舞」とも呼ばれ, 前九年の役・後三年の役で亡くなった 武士の霊を慰めるために, 藤原清衡が作らせたのが起こりとされる。
阿吽の面をつけ 刀を持った踊り手が念仏にあわせて踊り 亡霊たちを成仏させるもので, 国の無形民俗文化財に指定され, 中尊寺で行われる 施餓鬼会などでも踊られている。

すぐ前の川西橋の高欄には, 代表的な1人踊りである “猖足(しょうそく)”, “押込(おっこみ)” の姿が 鋳物製のモニュメントとして設置されている。

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撮影日
2006年10月
碑文
川西剣舞発祥之地
    揮毫 衣川村長
        佐々木秀康

 川西大念仏剣舞の起源は遠く, 奥州藤原氏 初代清衡の時代, 家臣佐野弥左衛門てによっ て亡魂供養のために創られたと言われる。
 過ぐる前九年, 後三年合戦で, 非業に死ん だ人たちが成仏できずに, 宙を荒れ狂う様が 勇壮に振り付けされている。
 往古の踊りのまま伝承され, みちのくの農 民を偲ばせる素朴な下袴の舞い手,笛と太鼓 の囃し方,この呼吸がひとつになって躍動す る時,それはまさに郷土衣川の年輪となる。
 平成五年十二月十三日,国の重要無形民俗 文化財に指定。
 歴史の郷衣川の誇り「川西大念仏剣舞」を後 世に伝え残すため,碑を建立するものである。
      平成九年八月一日
           川西大念仏剣舞記念碑建立実行委員会
           衣川村芸術文化協会
川西剣舞発祥之地碑
川西剣舞発祥之地 碑
川西橋上に飾られたモニュメント 川西橋上に飾られたモニュメント
川西橋の高欄に飾られたモニュメント

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