JR信越本線の柏崎駅から 西北西に1km。
鵜川に架かる八坂橋の東側,“八坂”交差点前に,八坂神社と観音寺が並んでいる。神社の入口に,柏崎青年会議所が建立した「祇園祭発祥の社」と刻まれた石碑(まちしるべ)が経っている。
“ぎおん柏崎まつり”は毎年7月に柏崎市で開催される夏祭で,大民謡流し・たる仁和賀(にわか)・海上花火大会などの行事が盛大に行われる。元は 八坂神社の“祇園祭”として行われていたが,1952(昭和27)年に 柏崎市の商工祭と合体して“ぎおん柏崎まつり”となった。
八坂神社・祇園祭の歴史は古く,もとは疫病や災難を除くためのお祭りとして始まり,江戸末期には既に花火奉納が行われていたという記録がある。
ぎおん柏崎まつりの花火大会は 大変に規模が大きく,片貝・長岡と並んで“越後三大花火”の一つとされている。
なお 八坂神社は,2007年の中越沖地震によって被害を受け,さらに 2008年の再建工事中に火災のため全焼した。2010年に再度の再建工事が行われ,現在は新しい社殿が完成している。