戻る 【ベトナムの印象】へのコメント   [99.4.9]


『ベトナムの印象』にいただいたコメントから, その一部をご紹介します。

【 Mさんから 】

今回の海外版も,面白く見させていただきました。
私はあまり海外に行っていないので、良くわかりませんが 美しく汚い町は、ベトナムの
本当の姿を物語っている感じがしす。
また、バイクや自転車の多さは、アジア各地で有名ですが、横断歩道(これはあるのかな?)
での対応は日本でが考えられませんネ! 交通法規はどうなっているのか心配になって
きました。わたしには、ベトナムでは車の運転ができそうにありません。
また、猫年には驚きました。国が違うと本当にいろいろなことがあるものだとびっくり
しました。近くのタイなどはどうなのでしょうかネ?
最後のベトナム航空では、運が悪かったかもしれませんネ。
また、これもいい経験だったかなと思えばいいかもしれません。
でも、関西空港からJAL国内便での安心感はなんとなく判る気が致します。
【 Tさんから 】

興味はあるけど, 旅行で行くにはなんとなくコワイ感じがする国ですね。
治安も悪くはないのでしょうが...

道路沿いの木が皆白く塗られているというのは不思議な光景ですね。
ヨーロッパ(国は忘れた)では,犬のオシッコで,通りの外灯の足元が腐食するのを
防ぐために,ペンキを塗るという話しを聞いたような気がしますが...
ベトナムのこれはどんな理由なのか, チョッピリ気になったりしますね。

フルーツはおいしそうですね。私も南国のフルーツが大好きです。
外形はアヤシイ色していたりするのですが, おいしいのですよね。
でもこれは現地じゃないとたべられないし, 現地で食べるのがまたおいしいので
しょうね。
【 Aさんから 】

私はベトナムを知りませんが、知り合いの新聞記者で「希望して」ベトナムに留学
した人がいます。理由の一つに「料理が美味い」というのがありましたが 食べ物は
果物も含めて、美味しいようですね。

本当に戦後暫く経った頃の日本を思い出してしまいました。
活力があり、これから伸びそうな国だという印象です。
面白いレポートをありがとうございました。

ベトナムは 社会主義国で 一般には情報もあまり多くないので, なんとなく“薄気味悪い”という印象があるかもしれないですね。 でも この国は一度行くと みんなファンになってしまうようです。 ベトナムに行った人で 嫌いだという人に, まだお目にかかったことがありません。
こそ泥などはあるようですが, 治安は決して悪くないということです。 ただ 良いにつけ悪いにつけ 急速に発展している国なので, いずれ ほかのアジアの国並みの治安状態になるのでしょう。
今のところ, 治安よりも 衛生状態があまりよくないことの方が 問題だと思います。 私も「ホテルのミネラルウォータ以外 生水は絶対飲むな。水割りに氷を入れても駄目」 と念を押されました。 実際 ベトナムに出張してお腹をこわす人は少なくないようです。

日本人に一番好まれている?ベトナム料理「生春巻」 一時 200名を超えるベトナム人が 研修生として工場に来ていましたが, 彼らは 非常に真面目で 愛想がよくて, 日本人と同じくらい英語が下手で, 日本人と同じような物の考え方をしているようでした。 全体として とても「日本人的」で親しみのわく人たちでした。 もちろん 生活習慣など 日本人とは違う面もたくさんあって, 迎える側もとまどうことも多くありましたが, 友達をたくさん作って帰国しました。 最近では明石の人たちがたくさん 仕事や私的な観光でベトナムに行き 旧交を温めたりしてもいるようです。
(次のFさんも ベトナム大好き人間になった一人です。)

料理はうまいです。とても日本人の口に合うと思います。 一般に アジアの料理は「辛い」というイメージがあって 敬遠したくなります。 ベトナム人も辛いのが好きなようですが, ベトナム料理では 薄味に調理して, あとはそれぞれの好みで トウガラシや魚醤(ニョクマム)などの調味料を加えて 調整するようです。
ただし パクチという香草など 匂いの強い野菜をたくさん使うのと, このニョクマムも独特の匂いがあるため, 匂いに慣れることができないと 駄目かもしれません。
ベトナムに駐在している日本人の中に, どうしても香草が食べられないと 料理の中から香草を一つずつひろって分けている人がいました。 こうなると 少々つらいでしょうね。

脇路にそれますが, 各ページの写真の説明は 表立っては書いてありませんが 写真の上にカーソルを当てて 少し待っていだだくと, 簡単な説明文が現れるはずです。
たとえば 「ベトナムの印象」の「シャコ」の写真には“これは日本のシャコ” という説明がついています。 ベトナムで巨大なシャコの写真が撮れなかったので, 最近 近所のスーパーの店内で撮った写真で代用したものです。 (一部の方に ベトナムのシャコかと誤解させてしまったようです。ごめんなさい。)


【 Fさんから 】

ベトナムはまさしく『美しく汚い町』だと思います。
この言葉は今のベトナムにぴったりではないでしょうか!
私も最初はベトナムに行くことは,あまり乗り気ではありませんでした。
それは以前に香港に行った時に『アジアは苦手』という印象が強くあったからです。
でもベトナムに行って,すっかりはまってしまいました。
その原因を考えてみたのですが,一番はやはりベトナムの研修生の知り合いがいた
ことが大きく,もうひとつは町にある看板等がアルファベットであるという点です。
フランスの植民地時代にベトナム語は漢字からアルファベットに変えられたそうです。
漢字だらけの香港はどうも暗い雰囲気がしたものです。
(今,行けばまた違う印象を持つかもしれませんが)

それと,バイクのことですが実際にバイクで町を走ってみると,一見めちゃくちゃに
走っているように見えるのですが,彼らにも一定のルールがあって走っているんだと
いう事がわかります。スピードもそれほど出さない。あのクラクションも単に邪魔だ
からという意味で鳴らしているわけではないような気がします。
今度行かれた時はぜひバイクに乗せてもらってください!!
ベトナムが今の3倍ぐらい好きになると思います。
【 Sさんから 】

記憶がかなり薄れていますが、20年も前か? 初めて韓国に出張した時の印象に似ている
ように思いました。
“タンロン”の話は、かなり(1年位?)前にNHKのTVで「月下美人」の特集番組を見ました。
実は 小川さんの説明のようなものでした。
昨年末に園芸店で2種類の苗を買ってきました。
何年か後に花が見れるか楽しみにしています。
南国のものなら、関東で結実させるのは無理でしょうか。

おお, 月下美人を育てているんですか。
聞くところによると 挿し木・挿し芽・挿し葉などで根づくそうで, 花をつけるまでに2年ほどかかるとか。
夜になると 大きな白い花が咲き始めて 強い香りがするそうですが, 朝までにはしぼんでしまうので 神秘的と言われているそうで。 年に一度の夜中のイベントを待って 徹夜するマニアも多いとか。
でも 日本で実がなったという話は あまり聞いたことはありませんね。 もし 成功したら一度拝見したいものです。

【 Uさんから 】

木の根元の白ペンキは,害虫防止ではないでしょうか.
子供の頃の雑誌か何かに,チョークの粉で蟻のまわりに円を書くと,その円から
蟻は出られない,...とか書いてあったような記憶があります.

飛行機事情は,国によっていろいろ違いますね.
スペインでは,左の列が喫煙,右の列が禁煙. 煙はどういうわけか左から右に
流れる. 喫煙者は煙たくなくて,禁煙者が煙い. スペインで喫煙者が優遇され
ているのは,アメリカ大陸からタバコをヨーロッパに持ってきたのはスペイン人
だという自負(?)からきているのだと誰かが言っていました.
アオザイの記事が少なかったのは,まじめな小川さんだからかなぁ...?!
【 Sさんから 】

私も欧州(ドイツか?スペインか?)で街路樹の木の下部が白く塗られているの
を見た記憶があります。
それは両側がおよそ5mくらいの間隔で、2〜300mくらい続く葉の多い並木路
でした。その時私も不思議に感じましたが、もし白く塗っていなければ相当暗い
のでそのためではないかと思いました。というのも、その並木路のところだけ
だったように記憶しています。

次に、これもまた遠い記憶なのですが、外国の雑誌で東洋の12支の特集記事が
あったのですが、やはり猫とブタがあり日本と違うと思いました。
ひょっとしたら中国の12支も猫とブタで、ローカルに変化しているのは日本
なのかもしれませんが、できたら調べてみましょう。
【 Tさんから 】

小川さんのベトナムの記事を見て、中国も同じだなあーと思ったことがある。
ベトナムも基本的には中国(越南)人種であり、共産主義国で交流が深かった
ので同じ現象がおきてきいるのかもしれない。

  ここ6ケ月で中国に3回出張した。何回も行ってる間に余裕が出るのか、暇
潰しの所為なのか、車の中で寝るのに飽きると目があちこちへと向く。
  タクシーに乗り、何気なく外を眺めていた。郊外を走っているときは、行け
ども行けども畑が続き、ときたまポツンと農家らしきものが見えたり、日本で
は40〜50年前に見た肥え樽を天秤棒で担いだ農民が歩いているのみ。中国
はドデカイなーとぼんやり思うだけだが、都市に入ると一転して活気に満ち溢
れる。と、街路樹に何気なしに目が行った。根っこから1メートル位上まで何
か分からないが白く塗ってある。その時は、「街路樹にペンキなど塗ってどう
するのかなー?」と思っただけであった。
日本への帰途、長いこと中国に駐在している方に聞いてみた。すると、あの白
いのはペンキではなく、石灰とのこと。なぜ、石灰が下から1メートルまで塗
ってあるのかは、現地にいてもはっきりせず、定説がないとのことであったが、
次のように説明してくれた。ある説によると、下から虫が登って木が荒らされ
ないようにするためだというし、また別の説によると、つい最近まで、中国は
電力事情が悪かったので、夜になっても街頭の電灯がつけられなかった。そう
した時に車が街路樹にぶつかることが多発し、困った当局が止む無く、白く塗
ってよく目に入るようにしたとのこと。
どうも後者の説が有力ではないかという気がする。というのも、街路樹全てが
白く塗られている訳でもなく、交通量の多いところで目立つからである。
【 Nさんから 】

  『樹木、電柱の白いペンキ』の件ですが私は『日本のガードレール相当品で、
 夜も見えるようにしている』と聴きました。日本の夜もみえるマーカーの役目の
 ようです。(正しいかどうか判りませんが)
【 Hさんから 】

小川さん
 今回も面白い話題をありがとうございます。
 気がついたことを二つ。
 一つは白い街路樹の件。これは多分防虫剤です。北京でも街路樹は大体地面から
1メートル位の高さまで白いペンキのような防虫剤で塗られています。地面の中の
虫が這い上がって葉を食い荒らすのを防ぐ為だそうです。でも、傑作なのは時々
間違って(あるいは意識的に)電柱の根元にも白い防虫剤が塗られているのを
見かけることがあります。

 もう一つはタンロンについて。これは中国語では火龍果と言います。龍が火を
吐いているように見えるからだと思います。北京でこの間買って食べました。
50元もしました。輸入品だから高いのだと思いますが、大きなスイカが夏場に
なると10元以下で買えることから考えると超高級果物といえます(日本で5000円の
メロンを食べる感じ)。

白い街路樹については いろんな意見をもらいました。
こうなると どれが正しいのかよく分からなくなりますが, 案外 全部が正解なのかもしれませんね。
私にとっては“防虫剤”説が なんとなく説得力があるように思います。 しかし, たまに電柱に塗ってあったりするのは どうも納得いかないですが。
もし 防虫効果があるとしたら, 日本でも採用してもよさそうだな, とも思います。 以前は, 桜の木につく毛虫を防ぐために 木の幹にワラを巻き付けたりしているのを 見たものですが, 手がかかって大変なのか 最近はトンと見かけなくなりました。

【 Kさんから 】

街路樹の白いペイント、巨大なシャコ、いつも変わらぬ小川さんの貪欲な興味と鋭い
観察眼に感心しました。
白いペイントについては、寮のベトナム人に聞いてみたいと思っています。会話ができるか?
ベトナム語しか話せないならどんなコミュニケーション方法をとるか?

小さいころ、十二支の中に猫がない理由についてこう教えられました。いろんな動物が元旦
に神様から呼ばれたが、狡賢いねずみにだまされた猫は、集合日に来れず十二支に入れな
かったと。その恨みから、猫は鼠を捕らえて食べるのだと。ベトナムでは、逆だったか?
最もいまの猫は丸々と太って、そんな本能が消えているような印象も受けますが。

Sさんが アジアの十二支について(英語とスペイン語で)解説した 8ページにおよぶ 長い雑誌の記事をFAXで送ってくれました。 それによると 『4番目の年は, アジア一般ではウサギ(hare)年だけれど ベトナムだけは ネコ年と呼ぶ』と書かれていました。 その理由は『ネコもウサギも 高いところから落とすと, 体を回転させて 足から落ちる』から とあります。 共通の性質を持っていることは分かったけれど, だからベトナムでネコ年だ という説明にはなっていませんね。
なお 最後の年は 何の注釈もなしに『ブタ(pig)』とかかれていて, 『日本ではイノシシ』という文章はありませんでした。

【 Oさんから 】

東南アジアの文化をどう評価すべきか難しいですね。中国やインドや日本を含め、
欧米人が作った美しい街を汚してしまうのは残念ですが、洗剤などで環境問題が
起きると清潔過ぎるのもよくない気がしますし。
立松和平さんは好んで東南アジアを放浪したようです。私も「野蛮人」だから、
どこへでも平気で行けると思いますが「ヒヨワ」な女房などを連れて東南アジア
を旅行するのは躊躇われます。
そんなわけで海外といえばついつい欧米に目が向いてしまい、東南アジアへは一度
も行ったことがなく、これからも行かなそうです。
珍しいお話を有り難うございました。

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