戻る 【うだつ】へのコメント   [99.2.3]


『うだつ』にいただいたコメントの一部をご紹介します。

【 Oさんから 】

  今年も又多くの民俗学的風物誌をアップ願います。いつも感心して読んでいます。

  毎日何気なく使用している言葉の中に、意外な語源があるのを知らないまま用いて
 いることがありますが、「うだつ」にはこの様な由来があったとは驚きです。
  いつもながらの貴殿の探究心、好奇心には敬意を表します。
【 Sさんから 】

 「うだつ」拝見しました。
 また、新たな知識を教えて戴きました。
 正直言って、「うだつがあがらない」というのは知っていましたが、
 うだつの何たるか知りませんでした。
【 Kさんから 】

 "うだつ”という言葉の語源、実際にそんな物があったとは、まさに初めて
 知りました。今度、古い町並みを歩いていて、”うだつ”を見つけたら、
 あれが そうかと感激するでしょう。
【 Iさんから 】

 "うだつ"ってこういうものだったんですか"!
 "うだつが上がらない"という言葉と意味は知っていても、"うだつ"そのものは
 見た事もなかった(見えるものかどうかも知りませんでした)ので、思わず、
 う〜んと感心してしまいました。

 おかげさまで、また一つ賢くなってしまった。

今回は“うだつ”という言葉についてのコメントをたくさんいただきました。
確かに 普段何気なく使っている言葉でも, その由来というか語源まで知っている ことは少ないものですね。 私は今まで“うだつ”とは, 屋根の上に作られた「小屋根」のことを指すとばかり思って いました。

・・・ いや 待てよ。生半可なことを書くと笑われるかもしれない ・・・
と思って調べてみたら, やはりウソを書くところでした。

小屋根 右の写真のように 本当の屋根の上に小さな屋根を載せたのも 「うだつ」の一種とされているようです。
この小屋根は, 養蚕の盛んな地方で見られる構造だそうです。
蚕を飼育するためには保温を必要とするので, 火をたいて室内を暖める。 そのため 煙出し用の空気抜き窓を大屋根の上に取り付けた。 これが小屋根。
下から紐を引っ張れば開閉できる仕組みが組み込まれた例もある... のだそうです。

それにしても『民俗学的風物誌』とは(^^;)... 冷や汗が出ます。
自分では こういうのは, ちょっと気取って「フォトエッセイ」 とでも言うのかな と思っていました。

【 Iさんから 】

 脇町とはそんなに有名で美しい町だったのですね。私のイメージでは
 徳島の吉野川沿いにある山村のイメージが有りました。(脇町の出身者
 と知り合いで、その人の話から山間い(川沿い)の田舎をイメージしていた)

 私は、四国には一度も行った事が無い為(叔父さんの家があるのに...)
 一度、淡路-鳴門-脇町-土佐(高知)ー四万十川のルートを走ってみたいと
 思っています。
【 Hさんから 】

 へぇー、「うだつ」ってこんなものですか。ぼけーと町並みを見ているだけ
 では気がつきませんね。

 私は「木兌」という漢字は知りませんので金沢にある「卯辰山(うだつやま)」
 の「卯辰」(東南東の方角)かなと思いました。しかし、方角では「うだつが
 上がらない」との関係がわかりませんね。

 でも文字だけの情報ではあまりピンときませんが、写真で見ると一発ですね。
 さすがインターネットの威力ですね。
【 Sさんから 】

 『うだつ』拝読させて頂きました。
 この1カ月のうちに、なにかテレビでうだつにういてみたような気がします。
 見ているときは、どこの町だったか記憶がなかったのですが、今回のたより
 で脇町というところにあるということがわかりました。テレビでのうだつも
 今回の写真とおなじでしたから、この町だったのではと。

 撮影された写真は凄くきれいですので、徳島へ本当に行ってみたくなりました。
【 Fさんから 】

 今回は予想通り『うだつの街並み』でしたね〜。
 先日,うちの母親が『うだつまんじゅう』だか『うだつせんべい』だかを
 買ってきた様な気がします。
 その時に「“うだつが上がらない”のうだつや」って言われました。
 「ふーん」と聞いていましたが,うだつがこの様なものだとは知りませんでした。

 でもこういう街並みはやはり貴重だと思います。
 倉敷や金沢や高山などの街並みはやはり美しいと思いますが, 観光地化されて
 その一部だけになってしまっているのはチョット淋しい気がします。

実は その「倉敷や金沢や高山などの街並み」の方が金もかかっているから, ずっと規模も大きく 見ごたえもあったりするわけです。
脇町の場合は「うだつ」という他にはあまり見られない特徴のある建物群であることが ポイントになっているのですが, やはり町並みの規模は小さいです。

写真に撮ると きれいに見えるので, そのつもりで実際に訪れて, 「な〜んだ。この程度か」などと嘆くことになっても, 私は責任を取りませんから あしからず(^_-)

【 Mさんから 】

 岐阜県の「うだつ」はテレビで見たことがありますが、
 その他の地域での存在は知りませんでした。(勉強不足・・・)

 ・私のパソコン辞書には、「うだつ」は入っていませんでした。
 ・話はまったく違いますが、奇麗な町並みには電柱はありませんね。
   大久保駅前の商店街、国道2号線沿いの電柱を見ていると、ここは、アジア
   だなと思います。
   ヨーロッパの多くの街では、電線や下水がほとんど地下になっていることを
   思うと、日本で「普通の景観」から「成熟」や「ゆとり」といったものを
   感じるのは当分先のことになりそうですネ。
   ちなみに、私が一年間滞在したドイツの街では、あまり電柱を見なかったし、
   派手な看板、自転車が「落ちるような」側溝 etc. はありませんでした。
【 Kさんから 】

    『重伝建』に関して、残念に思うのは 私達の通勤に利用している、旧山陽道である
     明石・大久保の町が、区画整理で新しくなり、土蔵のあった町医者さんの旧家
    (西海医院?)も取り壊され、身近かな、町並みが変わってしまった事です。
     日々生活している人にとっては、『他人が勝手に、郷愁を感じるな!』でしょうか。
   でも、残念.
【 Mさんから 】

 いつも楽しい為になるお話をありがとうごさいます。

 うだつで、うだつを上げた街とは、なかなかやるものですね。
 電柱がないだけで、随分とすっきりするものだと、写真を見て驚きました。

 日本では、電気会社が電柱をたてて、道路の係が信号をつくり、
 また別のセクションで並木を植えるから、ごたごたしてしまうと
 聞いた事があります。
 せっかく美しく育った並木が、信号が見えない為、妙な形にばっさり
 切られてしまう・・なんてこともありますよね。

 お話を読ませていただいて、うだつの街だけでなく、『重伝建』の街を
  訪ねたくなりました。
【 Mさんから 】

 「うだつの町並み」、なかなか立派ですね。
 先に写真を見て 小綺麗だなぁと思いましたが、持主の方々,地域が投資しているとは。

 そして「重伝建」。
 少し紹介された中に (西日本が多いためか) 訪れたことのある町が結構ありました。
 中でも 長野の妻籠宿は いい感じの記憶です。
【 Oさんから 】

 今回も楽しく拝見しました。
 タイトルだけ見て何?(自分の事?)
 少々困惑しましたが、内容を見て理解しました。
 このような昔ながらの町並みを見かけるのは少なくなりました。
 でも選定された建物の維持管理は大変でしょうね。

通りから電線(電柱)がなくなると 驚くほど景観が変わりますね。
先週 某アジアの国に行ってきたのですが, この国の電線はもっとすごいです。 細く低い電柱に何本もの太いケーブルを載せていて, これがたわんで見えるのです。 都市の美観 以前にやらなければならないことが多いのでしょうが, 日本はどうなのか と考えてしまいました。 菊

建物の維持は本当に大変だと思います。
とにかく『歴史的(伝統的)建造物』を売り物にしているので, 建物がいたんできたら 新建材をパンパンと打ちつけて 「はい 修理終わり」というわけにもいかないでしょう。 しかるべき技術のある職人を呼んできて 伝統的手法で修理するわけだから, 金もかかるし 時間もかかる。

それと 一番問題なのは, これらの家は 必ずしも観光専用に展示されているわけではなく, 実際に住んでいる人がいるということです。重要文化財に指定された家などでも 同じことがあるようですが, とにかく「修理に金がかかる」, 「勝手に修理・改築することができない」, 「観光客が ズケズケ入り込んでくる」などという 大きな負担を背負っているわけです。

脇町のすばらしいところは, そういうマイナス面はあっても お客さんを大切にする という姿勢をはっきりさせていることで, 写真のように どこの家の前にも美しい花が飾られているのです。
これこそ“カスタマーファースト”ですね。


【 Yさんから 】

  「うだつ」というのが何なのか,初めて知りました。
  「うだつがあがらない」という言葉は知っていましたが
 「うだつ(ち)」という言葉の意味は知らなかったわけです。

  今回,全体を読んで考えたのは このHPの情報を小川さんは
 どこで入手したのか ということです。

 「明石たより」のタイトルとして「うだつ」へどうやって 辿り着い
 たのかな?と思うこととともに 一つのHPとして構成する沢山の
 情報を どのようにして入手しているのだろうかと という思いです。

 今回は「うだつ」を研究している研究者みたくも見える小川さんでした。
 ネタ本みたいなものが あるのでしょうか?

ネタ本なんてありません。
日頃から 新聞や雑誌などで 面白そうな場所やイベントを探しておいて, ヒマを見つけて出かけては 写真を撮りまくる。あとは 関連する情報を 本やインターネットで調べて, 整理する。・・・ それだけです。
別に方針を決めているわけではないのですが, 下手な文章を長々と書いても 見る人には面白くないだろうと思うので, 最近は なるべく写真中心にして その説明を簡単につける ・・・ というパターンが多くなりました。


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