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【ほおずき】へのコメント       [2000.8.27]


『ほおずき』にたくさんのコメントいただき ありがとうございました。
寄せられたコメントの一部をご紹介します。

(ディスククラッシュのため このページの作成は 予定より大幅に遅れました。 すみませんでした。)


【 Oさんから 】

  7月9日に私も浅草寺に参詣してまいりました。4万5千日お参りしたことに
  してもらうズルを決め込んだお参りです。

   「4万6千日」という言葉をはじめて聞いたのは落語からです。先代の桂文
  楽が「船徳」のなかで、「4万6千日、お暑い盛りでございます。・・・・」
  と話していたのがはじめて聞いた例です。もう何年前だったかは覚えていませ
  んが。言葉の由来は残念ながらしりません。

   ほうずきの売り子にねじりはちまきにはっぴを着たイナセなお姉ちゃんがい
  ましたが、風情があって良かったですが、多くの店ではアルバイトの洋服娘で、
  ほうずき市には不似合いに見えましたね。

偶然 私と同じ日に浅草に行かれたんですね。
年にたった2日だけ(他のほおずき市を合わせても せいぜい10日前後?)のために, イナセなお姉ちゃんを おおぜい待機させておくわけにもいかないでしょうから, これは仕方がないことかもしれませんね (^^;)


【 Mさんから 】

  暑い中の「ほおずき市」ご苦労様でした。

  私も子供の頃に「ほおずき」を鳴らした記憶がありますが、
  最近の子供はたぶん名前は知っていたとしても遊び方までは
  知らない子達が多いではないでしょうか。

  ちょっと夕涼みをしながら眺めるには情緒がありますが、
  一鉢2500円は少し高いですね。

  ところで、「ほおずき」は普通の鉢植えと同じで、結構
  長持ちするのでしょうかネ?
  私も、毎朝鉢植えの水をやっていますが、つい忘れると
  枯れそうになってしまいます。

長持ちします。私が買ってきた鉢は,現在も元気に次々と花をつけ, 実を結ばせています。
水をたっぷりやること, 夏の暑い時期には 直射日光にあてないこと, という注意を受けましたが, 買ったときにつけていた実は 虫に食われながらも 未だに茎にぶら下がっています。
来年も元気に赤い実をつけてくれることを期待しています。


【 Mさんから 】

  >赤く熟して 少し柔らかくなった実をよく揉んで 中の種子を出し,
    私はこれが得意でした。

  >残った袋を口に入れて ギューギューというかブーブーというような音を鳴らして
    これは苦手で,音がでませんでした。母親が得意げにブギュブギュと自慢して
  いたのを思い出します。

【 Fさんから 】

  ほおづき市は関西の方ではあまり見かけない気がしますね。
  どうしても、浅草の市を思い浮かべるからでしょうか?
  ほおづき市の話題を耳にすると、夏が来たって感じがします。
  でも、ほおづきって買って帰った後はどうなるんでしょうか?
  そういえば、うちの母もどこかで調達して来たことがありますが、「昔は
  これでよく遊んだ」とか言いながら、嬉しそうに音を鳴らしてましたね。
  その後のほおづきの行方はよく知らないのですが・・・
  次の年まで持ち越せないんでしょうか?
  (すみません、無知で・・・)
  ほおづきと風鈴と・・・東京の下町ってイメージですよね。

【 Hさんから 】

   「ほおずき」ですか。このことばを聞いた(見た)だけで郷愁を感じます。

   小川さんが中に書かれているように、小さいころ「楽器」にしようとした
  ものです。
   母親に教わりながら、赤い実をよくもんでからヘタのところをとって穴を
  あけ、中のにがい種をだして袋にするところまでは、うまくできた記憶があ
  りますが、口にふくんでも母親みたいには音を出すことがうまくできず、袋
  を破ってしまった経験が何回かあります。今やってみても失敗するでしょう。

   しかし、そのほおずき自体、最近は近くで見たこともありません。この季
  節、テレビのニュースなどでほおずき市の光景をときどき見るだけです。
   テレビや書物で見てるだけでは季節感いっぱいで、楽しいものですが、
  実際にでかける気にはなりませんでした。それが「衝動的」にお出かけにな
  ったと書いてあります。文章をおっただけで汗っかきの私は汗びっしょりに
  なりそうです。小川さんの行動力に脱帽いたします。

   ところで、「ほおずき」は「酸漿」という漢字ですが、前から思っていた
  のですが、この漢字からはどうしても「すっぱくて水っぽい実」となります。
  水っぽいのはわかりますが、すっぱくではなく苦いと思います。それとも熟
  すと「すっぱく」なるのかな。

【 Kさんから 】

  小さいころ、田舎の殆どに庭先に植えてありました。濃いオレンジ色が目に
  焼きついて残っています。
  種を取り出すのも忍耐が必要で爪楊枝で少しづつ取り出し、全部取り出せた
  時の達成感は子供心に嬉しかった記憶が残っています。

やはり皆さん 子どものころの記憶があるようで...
そして 教えてくれたのは 決まってお母さん...
私も 袋を作る作業はあまり上手でなかったのですが, ブギューと鳴らすのは上手でした。でも なんとなく“女の子の遊び”という意識が あったせいか, 何回か遊んで それっきりになったような気がします。

この“口の中で鳴らす”という動作を できない人に説明するのは 大変です。
「穴の部分を舌の先端につけて, 上あごに押しつけて袋の中の空気を 追い出すと 音がでる。更に 舌を下に下ろしながら 袋に空気を入れて くり返す」。
こんな動作は 理屈ではなくて 感覚で覚えるものでしょうが, わからない人は理解できない動作のようです。


【 Oさんから 】

  いつもながら、はまだより、大変楽しく拝見しております。
  ほおずきを懐かしく思うのは少なくとも戦前生まれの世代に限られそうですね。
  高度成長期以降の日本人が忘れ去ろうとしているものは数多いですが、
  ほおずきもその一つではないでしょうか。

  例によって、CD-ROM百科辞典をのぞいてみましたところ、二、三面白そうな
  記述がありましたのでご紹介します。

   浅草寺の縁日でははじめは雷除けの赤トウモロコシなどを売ったが、寺で
   雷除け守りを出すようになってからはほうずき市が盛んになった。
   明治中期以後のことである。

   ほおずきの語源には、子供の紅顔にたとえたという説や、実を鳴らすときの
   顔の様子から出たとする頬突き説、その他がある。

  それにしても、ホオズキでは語源的なニュアンスが乏しい感じがしますね。
  ホオよりホホと発音することが最近多いような気がしますが。
  微笑みはホオエミでしょうか、それともホホエミでしょうか。

雷除

【 Yさんから 】

   ホオズキを調べてみました。

   ホオと呼ばれるカメムシ一種がよくつくことからホオヅキとの名がついた
  といわれているようです。
   古名はアカカガチ、古事記では八岐大蛇の目をホオヅキに例えてアカカガチ
  と記されている(知りませんでした)。

   したがって、本来はホオヅキが正解なのでしょうが、現代かなづかいで
  でホオズキと表記されるようになったと思われます。

   ホオズキ市で売られているのはセンナリホオズキがほとんどだそうです。
                        参考文献:朝日植物百科


【 Mさんから 】

  「五色不動」から とても早いアップで、相当前回にreaderの方々から
  やいのやいの言われたのだろう、、、と勝手に思っています。

  「ほおずき」は私も小学生の頃 母から教えてもらって一生懸命!?に遊びましたよ。
  揉んで揉んで 鳴らして遊べるようになる以前に破れてしまい、
  また別ので初めからやり直し。
  簡単に上手に作る母と 自分はどこが悪いの?と 必死になって。

  遠い不確かな記憶では ほおずき=初秋 ってイメージなんですけど、
  6月下旬から7月中旬にほおずき市ということは かなりの記憶違いですね。

  浅草寺の縁日で市が開かれるということは
  ほおずきって めでたいものか何かなんでしょうか?
  単純な私は オレンジ、赤さ加減が華やかで お祭りって感じだな、
  それにかわいくて絵になるし、と納得してますが。
  にしても、2500円は高い!!
  不信心な私なら写真だけ撮って そこらの花屋で買うでしょう。

  今年 手に入れたら じゅうぶん鑑賞したのち、食べてみることにします。

【 Mさんから 】

  ほおづき("ずき"より"づき"の気分です。私は・・)
  私は、あまり馴染みがありません。
  しかし、こどものころ何かの本で ほおづきを ぶっぶっと鳴らす
  というくだりがあって、憧れた記憶があります。

  ほおづき市って、なぜほおづきを売るんでしょうか?
  縁起のものなんでしょうか?
  瀬戸物市みたいなものでしょうか?

  私が子供のころ鳴らしたのは"からすのえんどう"と呼ばれる雑草の豆のさやを
  豆を全部とって、筒にして、ぴーぴー鳴らしていました。
  音をとってピーピーまめって呼んでました。
  あと、名前はわからないけど、街路樹の葉をならしてましたね。

  団地っ子で、子供が多かったのでピーピー豆は争奪戦でしたが・・。

  ほおづきも、一度は鳴らしてみたいな。。。。
  ついでに食べてみたいとも思います。

【 Mさんから 】

  ほおずき 読みました。
  日頃 関心も寄せてなかったことなので、参考になりました。

  >仏教では 観音さんは18日とか お地蔵さんは24日などといった いろいろ
  >な縁日(功徳日)があり, この日にお参りをすると 千日分のゴリヤクが
  >あるとされたり(千日詣)する 特別な日とされているそうだ。

  子供の頃、朝のラジオ体操の後、「お地蔵さんの日」に、よくも知らない
  おばあさんから お地蔵さんの前でお菓子をもらった記憶があります。
  当時はなんだか得した気分になりましたが、最近はそんな風景も少なく
  なっているのでしょう。


【 Kさんから 】

   ほおずきが食べられるとは初耳です。

【 Iさんから 】

  暑さに負けない根性 流石ですね。夏の風物、ほおずき。
  懐かしいーにつきます。3年前までは、我が家でも根付いていましたが、
  掘り起こして今は有りません。

  昔々の子供時代が、ホオフツとします。私は、子供時代を、満州で過ごし
  ました。広い庭に様々な野菜や花が咲き乱れて、中でも向日葵とほうずきは、
  自然と目に浮かんできます。いくつもいくつも取っては、潰してしまい作り
  直していましたが、良く揉んで芯を抜くと綺麗に出来上がりです。舌の先に
  転がしてギューと言う音が出ると嬉しかった事を、図らずも思い出しました。

  甘くてホノ苦いほおずきですが、熟してくると、甘くて食べた思い出もあり
  ます。新京のほおずきは、食べられましたね。
  "新京のほおずき"というのは 日本のと全く同じです。土壌豊かな満州です。
  メロン、キュウリ、トマト何でも甘味が違いました。冬は、零下20度ぐらいに
  なりますが、夏は40度にもなります。
  然し、湿度が低く日陰は涼しく、過ごし安かったと思います。
  そんな自然環境の違いがなせる技かと思います。

  ただ、お友達に房が緑で、中味が紫の甘いほおずきを持ってくる人がいて
  皆で欲しがってもらったことがあります。色々な種類がありますので、
  食用と言うのは、そんなほおずきかもしれませんね。

  今我が家の雑草の中に、緑で中味も緑のほおずきがなります。種が落ちて
  いくらでも、蔓延ります。
  話が、あちこちになりましたが、赤いほおずきは、虫下しになるとか言われ
  食べましたが、命に別状は無いようですね。 (~.~)

  ほおずきもスズランも、地下茎で何処までも伸びて 自分の育つのに適した
  環境に芽を出します。肥料をあげて植えてあげれば、間違い無く来年 実を
  つけてくれます。ただ、自然のものは、時期が遅れます。


貴重な体験談 ありがとうございました。
実際にほおずきを食べたという人に 初めで出あいました。 本当に食べたらどうなるのか というのが ずっと関心事でした。
その後,知り合い数人と飲みながらおしゃべりしてましたら, スペインに駐在した男が 「自分もスペインでサラダ感覚で食べた」 と言っていました。 その話では, どうやら日本のほおずきとは 種類が違う感じでした。

ほおずき市で買ってきた植木鉢を 庭におろすとどうなるのだろう と思っていたところです。
毎年赤い実をつけてくれるなら 楽しいでしょうね。 来年を楽しみに 植えてみようと思います。
かなり以前, もらったスズランを庭に下ろしたら, それが非常に増えて 広がっています。何も手入れしないのに シーズンには白い可憐な花が ならびます。しばらく放っておくと赤い実がなるのも楽しみです。



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